2019年04月14日

八段降段 真珠じゃないのよ段位は hoho〜

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八段降段した。


成績自体はさほど悪いというわけではないが、
真綿で首を絞められるようにジワジワとポイントが減っていくのが高段位の特徴だ。


久々にR2300の大台に乗せ、一時は十段まで残り500ptというところまで行ったが、思い通りには行かなかった。


実に20戦は下らない降段戦を経て、粘りに粘ったがあえなく力尽きた。

降段戦の気合いが入りすぎたためか、降段時は茫然として我を失っていた。

誰もが味わったことのある辛い瞬間ではないだろうか。


不調での降段という感覚はあまりなかったが、降段時のRが2200付近と高めなのが、それを物語っている。



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0ptの瞬間。

ここから500pt程度まで持ち直したものの、さすがに運命には抗えなかった。

私の場合は昇段戦よりも降段戦の方が気合いが乗って、いい麻雀が打てている気がする。

火事場の馬鹿力、という言葉もあるように、逆境というのは人に大いなるエネルギーを与えるものなのかもしれない。



さて、今回は粘った降段戦の一端を紹介したいと思う。

天鳳の場合、降段戦における降段確率は単純に考えても4分の1。

そう考えると、意外と簡単には降段せず、粘っている気にさせられているだけかもしれないが、それでも通常の対戦とは意味合いが違うのは間違いない。

降段しそうで降段しない、ヒリついた状況を長く楽しめるのも天鳳の醍醐味の一つかもしれない。

それではどうぞ。



case1
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降段戦。残り90pt。

開局に親に11600を打ち上げ、9400点持ちの2本場。

上家からリーチが入って一発目。

こちらもテンパイが入ったが、出ていくのは赤5pと間が悪い。

さて、どうしよう?





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即リーチとした。

私のスタンスとして、これは基本が即リーチで、それが最も期待値が高いと考えている。

一牌の後先が勝敗を分ける性質上、テンパイ取らずに58sを先に打たれた場合、この手の成就率はグッと下がる。

3mや5mが安全なわけではない以上、ここは腹を括って勝負の方がいいと考えた。


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決して焦ったわけじゃないんだからね!


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この瞬間に降段も覚悟したが、満貫まで。

これにて残り800点となり、リーチがかけられない状況に。


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ちなみにここから9pを切って迂回したらどうなったかというと、ドラ引きで再テンパイし、なんと5sで先にアガリがあった

一発目の赤ということも考えると微妙だが、迂回して先にアガリがあることの方が稀で、基本は一牌勝負の捲り合いに持ち込んだ方が勝ち味が早いと私は思っている。


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次局、トップ目にツモの声。

さすがにこの瞬間、降段を覚悟した。


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うへぇ、700・1300でギリギリ100点残った。

とはいえ、この時点で降段確率は99%ぐらいはあるだろう。


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次局、チートイツイーシャンテンから選択となったが、ここから何を切るか?





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緊急事態につき、とりあえずリーチ棒を取りにいかなければならない。

普段は温存する可能性のあるドラでも、ここは効率を犠牲にできない。このドラにポンの声。


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結果、きわどくチートイツが間に合い、対面から3200。

これによりリーチ棒をGET。

私を助けてくれるのは、いつだってチートイツだった。



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次局の親番、赤赤のチャンス手からカン4sが出たが、これを鳴くか?





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スルーした(ラグあり)。

大抵の人はこれを緩手と見るだろう。

ただ、私はこの4sが場況から急所ではないと踏んでいた。

キワの局面で陥りやすいのが焦った仕掛け。

これがそれに当たるかは微妙だが、自滅に結びつく仕掛けの危険性というものを私は数多経験し、見てきた。


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ピンズが好形変化し、上家のリーチ宣言牌を満を持してチー。

先仕掛けは基本不利で、相手の動きに合わせてこちらも動いていくのである。


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トップ目から現物の4sがツモ切られ、5800のアガリ。

これで俄然ラス回避に向けてやる気が出てきた。


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この局面で4sから仕掛けていると、次巡の3pツモでカン4p待ちになるが、それだとおそらくアガれていない

トータルでは4sチーの方がアガリ確率は高まると思われるが、4sスルーが悪いというわけではない。

常識的な判断が正解になるかどうか、それを感覚で判断していくのである。


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親番2本場。

流れを捉えつつあるここは、絶対に間違えられない。

ここから何を切るか?





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7p切りと迷ったが、感覚に従って9s切りとした。

尖牌(3・7牌)が手の内に目立ち、牌形的にもトイツ場の可能性がある。

効率を犠牲にしてもそれを目指す価値はあるので、9sの合わせ打ちとした。


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選択肢にあった7pが重なり、感触十分。

これでトイツ手の流れに乗った。


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上手くテンパイが入ったが、さてどうしよう?





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3p待ちでリーチと迷った末、ダマにした。

通常ならば足止めも兼ねてリーチ、それが正解だろう。

しかし、本流とは言えない中、この手にはまだ先がある。


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ドラをツモって電流が走る。これだ。


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即リーチから、上家の仕掛けも入って、ツモ。


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実に鳳凰卓二度目のチートイツドラ単騎待ちリーチのツモ。ここでくるか〜。

裏も乗って8000オールで一撃トップ捲りとなった。

次局、対面が飛んでそのまま私がトップ終了に。


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降段戦残り100点からのトップ捲りということで感慨深い一戦となった。

巷のセオリーから外れたところで、自分らしく打ったことが結果に結びついた。

これがあったからもっと粘りたかったのだが、幻のドヤということで。


case2
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残り180pt。

東4局、残り600点ちゃかない。

上家の親からリーチが入っているが、どうするか?





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カン6p受けとした。

ここは上家への危険度は考慮せず、山にどちらがいるかのみ考える。

上家の1p切りがやや早く、下家の8p切りがやや早いことより6pの方が山にいそうにみえる。


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ビンゴ!対面の仕掛けにより6pが流れてきて、2000・3900。

次局の18000に結びつけ、3着終了。


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6pは山に残り2枚、4pは1枚しかなかった。

アガリに近くなればなるほど、感覚よりも理の比重が高まる。

ともかく、理屈抜きで絶対に間違えられない局面。こういうのを間違えると瞬殺されてしまう。



case3
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残り90pt。降段戦。

オーラス16000点持ちラス目で迎えた親番。3着目との差は2900点。

配牌を見なければこの時点での降段確率は7割は超えるだろう。

下家から自風の東が出たが、これをポンテンに取るか?





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取った。

ここは直撃かドラツモのアガリで一旦捲れるので取った。

一気に行こうとしても劣勢時は上手くいかないもので、オーソドックスにコツコツと行くのも大事だ。


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この手がスルスルとスライドしていき…


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予想外に345の三色に変化していった。

この局面では3pよりも6pの方がやや安全度が高い。


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そして、当初の安目となる3mだが、三色付きで1000オールに。

まさかのおまけがついて、一旦3着捲りに。

最初の形を見てもらえば、相当に難しい変化であることがわかるだろう。


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次局はおまかせして、ギリギリラス回避に成功。

最初のスライドからはまったく想定していない345の三色が私を救ってくれた。

こういう変化があるから構想力は重要と言えるだろう。



case4
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降段戦。残り90pt。

南3局、20300点持ちラス目の西家。

400点差の3着目、上家からリーチが入って大ピンチに。


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一歩進んだが、ここから何を切るか?





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ノーテン罰符も非常に重要ということで、2pをやや押し。

次巡、4mツモから好形変化となったが、さてどうしよう?





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よっぽど1mを切ろうかとも思ったが、1p切りとした。

1mを勝負してもカン3sがネックで、ソーズ自体も切りきれないため。

前巡に押しの判断をしているところからの方針転換は容易ではなかった。


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結果、上家の一人テンパイで流局。

上家は開けてびっくりのメンホンで、1mはまんまと当たりだった。

通常はダマで十分なはずだが、下家の迷った中ポンを見て即リーチの判断に踏み切ったようだ。


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上家がダマなら下家が即放銃でトップ捲りの公算大だった。

さすがにソバテンの1mは匂いすぎたか。

私の1mも冗談ではなくギリギリのところで止まった。


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ピンチの後にチャンスあり、とはよく言ったもの。

次局は7700をアガりきって2着捲り。

辛抱する木に花が咲いた瞬間だった。



case5
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降段戦。残り145pt。

オーラス1本場、15100点持ちラス目の北家。

3着目とは6900点差。

この点差は1300・2600ツモでも同点で座順負け。

なんとしてもこの手を満貫ツモまで昇華させなければならない。


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やっとこイーシャンテンだが、遅い。

残されたライフはあと6巡しかない。


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焦りのピークの中、終盤に3着目が放った3mに親のロンの声。

ギリギリ手の内に留まっていた3mだ。


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ちらっとドラドラが見えてよもや?と思ったものの…


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期待は泡となってはじけた。

3着との差は800点、わずかな差だがあまりにも大きな差だった。

放心でしばらく動けなかった。

あの時、リーチしてなかったら、などとは思わないことにしよう。



case火事
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降段後に乱れ打っていると、この局面で、

けたたましい警告音とともに…



「火事です!火事です!5階で火事が発生しました。直ちに避難してください!」

と、火災報知機の連呼。

さて、あなたならどうする?





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私は天鳳をブン投げ、着の身着のまま外に飛び出した。

命あっての天鳳、ラス回避よりも災害回避だ。

炎に包まれながら天鳳を打つ姿ってのもある意味美談だが。


緊急時でエレベーターが止まっている。私は転げ落ちるように階段を駆け下りた。




消防車が到着し、固唾を呑んで見ていると、どうやらボヤで済んだ模様。

部屋に戻ってきてみると…


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この画面だった。

奇跡のラス回避!上家さんには借りができちまったな。


回戦落ちにも色々あるが、自然災害や人為災害など、突然の災害は誰の身にも起こりうる。

回線落ちに喜んだりイライラしたりするばかりではなく、回線落ち者の身を慮(おもんぱか)る、そんな余裕を持って打ちたいと思った私であった。
ラベル:天鳳 降段 不調
posted by はぐりん@ at 23:57| Comment(9) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは

case1は打9pでもいいのかなと思いました。

333赤555m赤566789p67s 打赤5p

期待値的には赤5pのの方が良いと思いますが、点数状況を考えると赤5pを打って5200か8000よりも打9pの8000か12000をあがりを追っていた方がいいと思いました。
また、2枚目の1mを手出ししてリーチしたところと、リーチ前にペン12sを外した場面と7mを捨てているところ、2m、3mの見えている枚数から、打1mは135mからしか考えられなかったのでマンズは35mの4m。稀に7の跨ぎの6-9mが当たるのかなと思いました。5-8mは13mの2mが2枚見えているので、12sの3sを残して13mを外すと考えられるので5-8mは薄いと思います。

最終的に3mは安牌に近いものと考え、危険牌を切らず、8000、12000を目指せる点も強い思いますので自分がこの局面に遭遇したら、たぶん期待値では赤5pの方が勝っていることは熟知しつつ、打9pを選びそうです。

宣言牌が2枚目の1mでマンズが薄くなっているところに赤5pを打ち出させようとするところが死亡フラグだと思いました。
Posted by 国家最終戦力 at 2019年04月15日 19:30
>>国家最終戦力さん
無難に9p切りとする人も多そうですよね。
リードしているなら無理しない9p切りも選びやすいんですけどね。
通っていないスジがもう少し限定されている場合は、5p切りはやり過ぎになりそうです。

上家の宣言牌1mはソーズのペンチャン落としの最中に持ってきた牌である可能性もかなり高いので、私はあまり気にしません。
Posted by はぐりん@ at 2019年04月15日 20:09
上家が3m5mを持っている結果のSSがあるから語れることであって、自分が3m5m暗刻持ちかつ上家が序盤に1mを切っていることから、はぐりんさんの言うとおりペンチャン落とし等なんらかの選択の最中に引いてきた1mを安全度の高さを考慮して置いておいたと考える方が自然だと思います。このSSのように関連してるほうがレアケース。
Posted by at 2019年04月15日 23:55
追記
3mはペンチャンシャンポンは否定でき確かにかなり通りそうなのでここでの9p切りを否定するわけではありませんが。
Posted by at 2019年04月15日 23:59
ボヤとはいえホンモノの警報は緊張感ありましたね。

ちなみにスマホに天鳳アプリを仕込ませておけば、住宅外に避難したあとも再開可能でした(笑)。災害に限らずPCに回線不良が生じたような場合でも、他のデバイスからアクセスできるようにしておくと一応安心ですよ。

話題になってる件は、「ターツ落とし後の手出しにノイズあり」ですね。1mの前に字牌がないので1mは準アンパイとして所有していた可能性が高まるケースだと思います。
Posted by S at 2019年04月16日 09:21
>>名無しさん
リーチ宣言牌は手牌読みの大きな材料ですけど、直前にターツ落としが入っている場合は関連していないケースも多いんですよね。
似たような例としては、2件目リーチの宣言牌ですね。
1件目に対応した結果の危険牌であることが多く、これを読みの材料として重視しすぎると墓穴を掘ったりもします。かといって、ソバが切れるかと言ったら切れないですけどね〜。
Posted by はぐりん@ at 2019年04月16日 16:17
>>Sさん
最初は地震の警報かと思ったんですけど、火災の方は初めての経験だったんでかなりびっくりしました。

ああ、なるほど。スマホでやる手がありましたか。スマホでの稼動に慣れておけば、緊急時にも対応できそうですね。って、消防車を横目にスマホで天鳳をするほどの図太さは僕にはありませんが(笑)

1mは親の現物ですし、その時点で1sより全体の安全度が高いということから、1s切り時に持ってきた牌かな、と推測できそうですね。
Posted by はぐりん@ at 2019年04月16日 16:26
ペンチャン落とし等なんらかの選択の最中に引いてきた1mを安全度の高さを考慮して置いておいた。>

たしかにその場合もあります。
ただSSを見ると南家が4巡目に1s捨てて、南家が自分自身が捨てた4sをポンしていることから、1sも安全に見えるんですよね。1mか1sどちらが安全かと言われれば、優劣つけ難い部分もありますので、個人的にはその考えは思いつかず、1mは関連牌でマンズは薄くなったので赤5p打つのはちょっとやばいかもという感じで意見しました。

仮に1sより1mの方が安全であると思って、なんらかの選択の最中に1mを引いてきた可能性を追うなら2−5m3−6m5−8mも当たる可能性もありますし、赤5p打つことの危険度は1m関連読みに比べて、劣るので赤5p選択もありかもしれません。

ただSS見た段階だと1sより1mの方が安全に見えなかったので1m関連牌と位置付けた思考で9pがいいんじゃないかなと思いました。
Posted by 国家最終戦力 at 2019年04月16日 19:04
>>国家最終戦力さん
なるほど。
案外、関連していることも少なくないものですよね。

宣言牌が関連しているケースとそうでないケースに場合を分けて待ちを絞り込むことで、より精度は上がりそうですね。
Posted by はぐりん@ at 2019年04月17日 17:08
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