2017年09月10日

9・3半荘12回戦 持ち持ちでゼンツしてもあがれません

★1回戦目 東3局27000点持ち2着目 親番の私

初戦、大きな動きもなく迎えた親番。

5巡目に対面のトンキーが発をポンして手出し7s

裏裏裏裏裏裏裏裏裏裏ポン發發發ドラ五筒手出し七索

これ自体はなんてことはないのだが、次巡…

裏裏裏裏裏裏裏ポン八索八索八索ポン發發發ドラ五筒手出し中

続けて8sをポンして、生牌の中が出てきた。

明らかに中と7sの切り順がおかしい。

私はこの切りにかなりの違和感を覚えた。


通常、効率を犠牲にした数牌先切り後の字牌手出しはトイトイの手順によく見られるが、
この場合は点棒にそれほど動きもなく、トンキーが大きく沈んでいるわけでもなかった。

八索九索九索からの八索切りならまだわかる。
本局は
七索八索八索からの七索切りなのだ。

効率を著しく犠牲にするだけの何か手材料が確実にあるはずだ。

とりあえず、生牌に注意しながら打とうと決めた私の手は以下。


六萬七萬八萬五筒五筒赤五筒赤五索七索チー三萬二萬四萬チー六萬七萬八萬ドラ五筒

上家蓮也のリーチ宣言牌から仕掛け始めて、ここで選択。

ピンズが割と場に安く8pが通っていたこともあり、ドラ勝負とした。

思い出してほしい、トンキーは七索八索八索から七索先切りだ。

6sを持っていない可能性が高く、その6sに照準を合わせた。

そして、12巡目に持ってきたのは…


六萬七萬八萬五筒赤五筒赤五索七索ツモ四索チー三萬二萬四萬チー六萬七萬八萬ドラ五筒

両面変化となる4s。

必然的に7s勝負となり、これに蓮也のロンの声。


三萬三萬四萬四萬五萬赤五萬一筒一筒七筒八筒九筒五索六索ロン七索ドラ五筒裏ドラ一筒

まさかの裏裏で12000の3枚と、痛恨の放銃となってしまったわけだが、
度肝を抜かれたのは、トンキーの手牌である。


トンキー「緑一色張ってたのに…」


二索三索三索四索六索六索六索ポン八索八索八索ポン發發發ドラ五筒

2フーロ目の8sポンでわずか6巡目のテンパイ。

私の待ちの6sはまんまと暗刻にされていたわけだが、
7s先切りの理由が十分すぎるほど納得できた瞬間だった。



ちなみに、トンキーはこの形から上家の4sをスルー。
3フーロだとさすがに警戒されると考えたらしい。

3sは1枚ジャムが吸収して、残り山に1枚。

長引いたらどうなったかと思うとゾッとするが、
しかし緑一色の意識はまったくなかった私はまだまだだなあ、と思った。



★10回戦目 開局南家の私

配牌からコーツ手模様の手が入り、自風でドラの南と中がともにトイツ。

四萬六萬九萬九萬九萬六索八索九索九索南南中中ドラ南

少し軽いかなと思ったが、3巡目に上家トンキーから出た5mチーから仕掛け始める。

九萬九萬九萬八索九索九索南南中中チー五萬四萬六萬ドラ南

2フーロしたトンキーからドラの南が出て、6巡目にしてテンパイ。

九萬九萬九萬九索九索中中ポン南南南チー五萬四萬六萬ドラ南

ソーズは場に安く、ペン7sの選択も可能だったが、
明らかにトイツ場の河だったのでシャンポンに受けた。

ところが7巡目に下家の蓮也から以下の河でリーチ。

北七萬北三萬四萬赤五萬
七索千点棒

赤5mが際立って目立つが、当然ながらドラポンの私はオリる気など毛頭ない。

と思ったら、親のトンキーの打牌もかなり強く、テンパイ濃厚。

このリーチの河に対し、トンキーが一筒八筒、私が七筒三索とビッシビシ押す。

強打、強打で誰もオリる気配がない。
私の3s切りなどほとんど当たりみたいな牌だ。


この局の結着は、意外にも唯一大人しい打牌をしていた対面ジャムの打牌によるものだった。


一索一索五索五索七索七索四筒四筒六筒六筒白白二萬ロン二萬ドラ南裏ドラ六筒

裏裏で蓮也の8000のあがり。


皆が手牌を開けるとそこには驚愕の事実が…


real.16.JPG

何とトンキーと私は完全に持ち持ちのオナテン。

こんなあがれない手でビシビシ強打していたのかと、お互いに顔を見合わせ笑ったのだが、
それよりなにより対面ジャムの手はなんと、1p単騎のスッタンだった。


トイツ系の場況は大物手が必ず一人はいて気が抜けないのだが、
それにしてもこんなことがあるんだなあ、と印象深い一局となった。



★新宿「SENSE」 ピンのワンツーチップ500円(メンゼンのみ)
メンツ:トンキー、ジャム、蓮也
12試合  3−4−5−0
平均順位  2.17
総得点   +53
チップ   +25(+5枚)
差馬    +60(9勝3敗)
合計    +138
収支    +13800円
場代     2300円(約9h)



序盤は好調でチップもザクザクだったのだが、
最後の4戦でリーチがまったくあがれずに貯金がどんどん削られていった。

今回は蓮也が絶好調で、リーチを必ずツモられては、チップを吸い取られた。
最後はチップの浮きを守るのがせいいっぱいだった。

トンキーとの2度にわたる壮絶なラスの押し付け合いは、
天鳳元十段の貫録を見せ、2度とも競り勝った( ̄w ̄)プッ


平均順位2.17、ラス0回にしてはパッとしない収支という気もするが、
後半の展開がひどすぎてむしろ負けなくて良かったぐらいの心持ちだ。

ブログを見ろと言っても今までは絶対に見なかったトンキーが、
最近やっと私のブログを少し見てくれているらしい。

トンキーの悪口だけは書いていいと思っていたが、これからは自重しなくては( ̄w ̄)プッ



★読者の質問コーナー

天鳳の観戦をしていたvさんから質問があったので、早速答えていきたいと思う。

49755.jpg

開局の北家。

下家からドラの3pが出たが、さてこれをポンするか?





49756.jpg

スルーした(ラグあり)。

「スルースキル あがりにくくなるドラポンしない」だ。

vさんからはなぜこれをポンしなかったのですか?という至極真っ当な質問をいただいた。


端的に言うと、他家の警戒を招くポンになってしまうからだ。

場況を見ると、親がダブ東を仕掛けてソーズが高い河。
つまり警戒が親のソーズに向いている。そこにきてのドラ切りだ。

ここで私がドラをポンしてしまうと、警戒が当然ながら私にも向いてしまう。
私の河には4pの早切りが光っていてピンズは58pが透けている。
ケアされたら出てこない58pだろう。

つまり、ここでドラをポンしてしまうとよりツモ専が濃厚の仕掛けとなってしまうと考えたからだ。

もちろん、親がテンパイであるならめくり合いということも考えられるが、
脇が回った場合に親との直対のリスクを負ってしまうことになる。


ここで、私の牌姿をもう一度見ると、他家のケアが入りやすいソーズのメンツは完成していて、
わりと場に出やすいマンズとピンズが受けになっている。

ドラを鳴かなければ簡単に出てくる58p、258mだとは思わないだろうか?


つまりこのポンテンは脇の打牌をロックしてむしろあがりにくくなるドラポンのように思われるのだ。
もちろん、赤がない3900の手ならドラのポンテンに取るだろう。


これが特上卓ならポンテンに取るのが最適となる可能性が高いが、
鳳凰卓のように絞りのきついメンツが多い場合は、自分の仕掛けの見せ方というのも和了率に大きな影響を与える要素となってくるので、より繊細な仕掛けが必要になってくる。


一方、これはイーシャンテンになる仕掛けではなく、テンパイに取れる仕掛けにつき、
このポンテンが悪いということはありえない

期待値をシミュレートした場合、むしろポンした方が高くなるという可能性は十分にある。

相手の雀風やレベルに応じてこういう仕掛けをするかどうかの判断を変えていくということである。


さて、以上が質問の答えだが、本局には続きがある。

スルーした結果、対面からリーチが入り、一発目のツモが危険牌の4s。

さて、どうしよう?





49757.jpg

押した。

ポンテンに取らなかったのに、ここで押すのは割に合わない、普通はそう考えるのではないだろうか?

それは正論だが、目先のことしか見ていない。


4s押しがどの程度のインパクトになるのかにもよるが、
リーチの河には8p、2m、8mと私の有効牌がゴロゴロと並んでいる。

赤やドラが私の目からはまずまず見えており、リーチに打って致命傷ということは少ない。


麻雀というのは危険度が分散すればするほど自分のあがれるチャンスも増える。

この場合、親のダブ東ポンに南家の先制リーチで、私に対するケアが薄れている。

鳳凰卓のように危険に対するケアがそこそこ行き届いているメンツを相手にする場合は、
実は後手に大きなチャンスが潜んでいるということ、これを認識しておいて損はない。

先制リーチをしたって、ベタオリされるとツモ依存でそこには実力の要素はない。

後手こそ押し引き含めてそこに自分の実力を発揮する要素が多分に含まれているのだ。


49758.jpg

狙い通りに5pを引き込み、テンパイ。

さて、どうしよう?





49759.jpg

ダマにした。

鼻息荒くリーチと行くのはここまでの流れから一貫性としては欠けている。

6mの打牌は確かに強いが、ドラをポンしなかったのはなぜかというと、
自分がなるべく目立たずに、和了率をあげるためにどうすべきかを考えた結果なのだ。


49760.jpg

直後に上家から当たり牌が出て、8000となった。

注目してほしいのは、上家が当たり牌を打っているが、
下家も私の入り目の8pを打っているという点。


このように鳳凰卓でもリーチに気が行って、ダマのケアがおろそかになるということは往々にしてある。

注意が分散しているからこそ、このようにあがりを得ることができるのだ。


なるべくそういう状況を作るように自分自身で心掛けること、
後手にそういうチャンスが巡ってきやすいこと、
それらを踏まえてのドラのスルーからのあがりだ。


49762.jpg

ちなみに、ドラの3pをポンしているとどうなっていたかというと、
58pの塊を捕らえて、私のツモあがりとなっていただろう。


捕らえられなかった場合は、対面のリーチ一発ツモが炸裂することになり、このへんは紙一重だ。

258mでリーチを打っていたら意外にも流局が濃厚となっていた。


いずれにせよ、58p、258mは山に濃く、
必要以上に警戒を煽らなくても十分にあがれる場況であったことは確かだろう。


それでは、同じトピックでもうひとつの例題を解いていただきたい。


49552.jpg

南2局、27000点持ち2着目の南家。

親が48000点持ちのダントツとなっている。

ドラの3mをツモって、さて何を切る?





49553.jpg

ピンズの4連形を生かす、7m切りとした。

さすがにドラと1枚切れの7mのシャンポンは出が期待できない。

仮テンにとるのもあるが、好形の変化枚数が違いすぎる。


49554.jpg

西家が仕掛けてドラの3mが出てきたが、さてどうしよう?





49555.jpg

スルーした(ラグあり)。

この局のテーマは、打点を叩くことよりもダントツの親を流すことだ。

ピンズは場に高く、58pのノベタンは決していい待ちではない。

ドラポンによって警戒を煽ると、子方のオリを助長してしまい、
例えばラス目の西家のかわし手を潰して親連荘が長引くということにもなりかねない。


親を流したいときには、無駄に警戒を煽らないことは重要だし、
このままメンゼンで進めても、打点を損なわずに十分にあがりやすい最終形を模索することは可能だ。


ここでは、456の三色はあるものの、生牌の3sをケアして6sツモ切りとした。


49556.jpg

イマイチの入り目で、テンパイ。

さて、どうしよう?





49557.jpg

フリテン受けを避け、ドラ切りダマとした。

打点は安くなり、最終形は一緒とあまりいいことはないようにも見えるが…


49558.jpg

格段にあがりやすさが違う。

ドラをもう1枚見せた上に、8pが親の現物になっているからだ。

局回しというテーマに沿った最良の結果を得ることに成功した。

もちろん、入り目次第では本手リーチを打つことも視野に入れている。
打点を得る手段としてはドラポンの最終形が良くなかったということだ。


この結果は、全員の苦しみが少ない。

このような結果を模索することが結局は自分自身の好結果をもたらすことにつながるのだ。


49559.jpg

ちなみに、ドラをポンしてもおそらく私のあがりはなかった。

結果論でどうこう言うつもりはないが、
牌山を開け続けることで私の麻雀に対する造詣はより深まったと思う。


このように、ドラをポンするかどうかというのは、
それでどれくらいあがりが見込めるのか、
局のテーマが何なのか、など多角的な点から判断したい。
ラベル:ドラ 実戦
posted by はぐりん@ at 07:47| Comment(6) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はぐりんさん
いきなりですが、申し訳ございませんでした。

あろうことか、このブログを私のトイレ中に読むという失礼をしてしまいました。

トイレタイムが伸びてしまったのは、言うまでもないですが。


今回も勉強になりました。

ドラポンとはどういうことなのか?
鳴いた後はどう見えるのか?

改めて考えさせられました。

しかし、天鳳元9級には荷が重すぎるわい(笑)







Posted by at 2017年09月10日 16:14
>>名無しさん
トイレでもどこでも読んでもらって、このブログも喜んでますよ。
通勤中、トイレ、お風呂、寝る前のおともにどうぞ♪

元9級って天鳳やってないですやん(笑)
Posted by はぐりん@ at 2017年09月10日 21:38
大変レベルが高くて、今回もすごい勉強させて頂きました。そこまで考えてのスルーだったのですね。この場合僕はやはり目先のマンガンに目が行ってしまうのですが、強い方(はぐりんさんのような)はそこで一歩止まって考え、決断できる。素直に脱帽しました。
ところで、出先でその試合を観戦していた僕は、はぐりんさんがドラスルーしたとき「えっー?」なんてそこそこ大きな声を出してしまってたみたいですw
Posted by v at 2017年09月15日 21:41
>>vさん
考えすぎるとちょっと損なことも多くなってくるので、基本的にはドラが出たらシンプルにポンでいいと思います。

出先で観戦するときははぐりんの妙手手裏剣に注意してくださいねw
Posted by はぐりん@ at 2017年09月16日 13:10
あと、直前で4m通ってはいますが、親や上家に3mが通るのでそれも大きな理由だと思います。
親が対々ぽい感じもするんで7mが生牌だと勝負しにくい所ではありますが、どんな状況下でもドラポンってそこまでしなければいけないのかって考えさせられますね。
Posted by nmj at 2017年09月17日 23:05
>>nmjさん
その通りですね。
ドラポンによる効果をその都度考えることが大事だと思います。
あがりたい時はドラは見せたくないけれど、逆にあがれなさそうな時こそポンして相手に引いてもらう、みたいな仕掛けの見せ方を考えたいですね。
Posted by はぐりん@ at 2017年09月17日 23:15
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: