2017年07月16日

4・6先切りに赤含みまたぎあり

4・6という牌は赤麻雀において急所であり、
通常であれば赤受けに備えて引っ張るのが普通だ。


使いどころの4・6が序盤に切られるのは確実に理由がある。


例えば、四筒四筒赤五筒または赤五筒六筒六筒のように、
赤をすでに持っていてターツを先に決めるというケースだ。


この場合、4・6縦引きは赤が出ていくので嬉しくなく、
形がある程度決まっているなら両面ターツを先決めするのは、
他家に対する危険度の観点からも自然であると言える。


一方、四筒四筒赤五筒または赤五筒六筒六筒という形は、2メンツを見込める好形であるため、
ターツ候補が不足している場合は引っ張るのが普通だ。

つまり、両面ターツを先に決めるのは形が整っているケースが多い。


こういう点から、序盤の4・6切りは、速度が伴っている可能性が高く、
また、そのリーチに対してまたぎで放銃すると赤が絡んで思わぬ失点に繋がることがある。


もちろん、完全に不要な孤立牌として処理された可能性もあるが、
気をつける必要があるのは、直後に安全牌が切り出されたとしても、
それは4・6またぎの危険度を下げることにはならないということだ。



なので、4・6先切りリーチ宣言牌が完全安牌であったとしても、
先に切ってあるからまたぎは大丈夫ということにはならない。


このへんの先切りが赤含みに特有の傾向であり、
効率を犠牲にしても赤の打点で補えるため十分に見返りがあるわけだ。



だから、この傾向から逆読みをすると、
4・6自体が宣言牌となっているリーチにはその色の赤が含まれていない可能性が若干高まるということが考えられる。
(またぎの危険度自体が下がるわけではない)

赤含み麻雀はこういう点から牌理を考えることで、
より一段と深い読みも可能となり、なかなか面白い。


それでは、実戦例から見ていこう。



case1
tenhou.23092.jpg

東3局、平たい点棒状況。

親からリーチが入ったが、24pのターツが内側から切られている。

この切り順であれば、ピンズは通常58p、69pが本線と読むのが普通だ。


tenhou.23093.jpg

チートイツイーシャンテンまでこぎつけたが、何を切るか?





tenhou.23094.jpg

9pが通っているので、36pを切って粘ることも考えたが、
ここでは慎重を期して現物の6sを切った。


tenhou.23095.jpg

安牌に窮した下家が3pで放銃し、裏は乗らずの7700。

私がギリギリ止まった36pはまんまと当たり牌だった。


tenhou.23096.jpg

親はここから4p切りとし、赤を使い切る手組みに。

赤麻雀にはこの先切りがあるので、内側から切られるターツ落としにも36・47のスジは危険度が低くならないという認識を持っておく必要があるだろう。



case2
29935.jpg

トップ目で迎えた東4局、北家。

親からリーチが入ったところ。

8m6mターツ落としの後にドラの東が切られているのが特徴と言える。


29936.jpg

私はというと、微妙に安牌に苦しみながらもなんとかオリ切ることに成功。


29937.jpg

対面の十段gcさん視点。

海底で完全手詰まりとなり、かなり考えていたが、さて何を切るか?





29938.jpg

ダブルワンチャンスの7mには手をかけずに、ここで生牌の中切り。

この中は放銃時の打点が高くなりやすく、なかなか打てない。

私なら3sあたりに手がかかりそうだ。


29939.jpg

親の待ちは見事に47mだった。

出てもおかしくない7mだったが、このギリギリのところで耐える十段力というのを垣間見ることができた。


29940.jpg

親の6m切りはここから。

赤を使い切る非常に自然な手順で先切りしている。

この自然なターツ落としからは7mが盲点となりやすいが、
赤含みにはこの手順が随所に出てくるので、やはり赤またぎの36・47を切る際は注意が必要だ。



case3
36243.jpg

東3局、他家視点。

ラス目の下家の私からリーチが入った。

何やら中張牌の出が早く怪しい河だが、さてどうするか?





36244.jpg

ラス目リーチ一発目だけに、ここは丁寧に対応に回った。

47sはともかく、14sがありうる河だけに、妥当と言えるだろう。


36245.jpg

6pが通り、かつドラが重なってテンパイ復帰。


36246.jpg

直後に3sが出て3900のあがりとなった。

でんつうさんにとっては会心の打ち回しだろう。

私が最も勝てる気がしなかった時代のお話。


36247.jpg

私視点。ここからの6s先切りだった。

効率をあまり損なわずに打点を追求できるため、自然に切り出せるのがこの6sだ。

なぜ6sがこんなに早いのか?と考えれば、むしろ目立つ6sであるとも言える。



case4
39586.jpg

南1局、36400点持ちトップ目の北家。

8200点持ちラス目の親からリーチが入って一発目。

こちらも攻め返すに足る手牌だが、さて、何を切る?





39587.jpg

よっぽど6pを切って攻め返そうと思ったが、ラス目の親リーチ一発目ということで自重した。

親の河には、ドラ受けも兼ねた赤含みターツ先決めが十分にある。

一発で6pを打ってしまうと致命傷ということにもなりかねない。


39588.jpg

しか〜し、痛恨のテンパイ逃し。

ここから待っているのは苦しい苦しいベタオリ作業だ。


39589.jpg

結局、親の一人テンパイで流局。

赤なんて持ってないやん!リーチのみ!


39590.jpg

親は単純に孤立牌として処理しただけだった。

こういうこともあるから過信は禁物だが、さすがに親の手は速いことが想定できる。

4・6牌はターツが充足していないと切り出されない牌であるため、
メンツ手であれば同時に速度を把握することができる。



ちなみに私が全部押していれば、終盤に9sでのツモあがりがあった。



case5
43617.jpg

開局の西家。

南家から早いリーチが入っている。

完全手詰まりだが、さて何を切る?





43618.jpg

8pのトイツ落としとした。

7pのワンチャンスの8p切りか、6sのワンチャンスの7s切りかという問題。

南家は3巡目に6s手出しがあるが、7sは赤またぎの先切りがあるし、
8pは次巡も凌げるというのが大きい。


同じワンチャンスでも、赤が見えていない場合は、36・47には手をかけないのが無難だ。


43619.jpg

やはり安牌に窮した下家が放銃。裏なしの3900となった。

下家の手からはある程度仕方ない放銃であると言えるだろう。


43620.jpg

効率を多少犠牲にしても先に決めるケースは少なくない。

安全牌が後から出てきても、4・6先切りを見たらまずは赤の所在を考えるところから始めたい。
ラベル:天鳳 牌理 赤5 読み
posted by はぐりん@ at 23:29| Comment(5) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
タイトルを見て
「えっ(´・ω・`)4と6を先切りする状況って何なんだろう(´・ω・`)」
と思いました(´・ω・`)
数字同士の間に使われる・は、カケルに使われますので(´・ω・`)これは∩とかandと置換されたりするので勘違いしました(´・ω・`)
Posted by nanasi at 2017年07月17日 05:04
確かに46の早切りは速度感があってターツ充足してることが多いですよね。宣言牌が安全牌候補なら先切りまたぎの36と47はかなりの危険スジと認識して押し引きした方が良さそうです。逆にcase4のような場合は赤含みターツのあるなしに関わらず、宣言牌が関連牌のことが多くなりそうです(9p先切りから8mをアンパイ風に持っていたとも考えにくい)。結果を見ちゃってるのでよりそう思いますが、この8mは実はかなりのキズ牌で、マンズ部分が未完成なら愚形読みが可能かつカン5mに絞られてしまいそうですね。
Posted by S at 2017年07月17日 08:54
補足です。マンズが良形なら344568mからの打8mがありますが、6m切りの段階で通常は8mを切りそうです。打点的に一盃口が欲しい場面と思われますので。
Posted by S at 2017年07月17日 09:18
>>nanasiさん
そうなんですね。
次回書くときの参考にしたいと思います。
Posted by はぐりん@ at 2017年07月17日 19:58
>>Sさん
確かにcase4は宣言牌が関連していそうですね。
9mが2枚切れているので899mからのシャンポンなんかも考えにくいですしね。
3445668からはピンフがつくなら私は6m切ることの方が多いと思います。
Posted by はぐりん@ at 2017年07月17日 20:05
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